
小さな家がローコストなのは当然といえば当然なのですが・・・
予算がオーバーしたから面積を減らすのではなく、自分達の生活スタイル・収納の量を考えてプラン段階から過剰に大きな家を考えないこと。
プラン打ち合わせが進んでから縮小するのは、修正も難しいですし・・・
何より家族全員の気持ちが落ちてしまいますよ。
敷地は71坪とゆったりしていますが、予算の関係(借入金額を極力少なくして短期間で完済を目指す)で、延床面積が31坪の小さなプランにしました。
玄関を入ると、明るい明り取りの窓とリビングの入口があり、キッチン・洗面・階段スペースへと続くオープンなプランは、面積以上の伸びやかな空間を感じさせます。
間取りも素材もシンプルに徹していますが、断熱と気密の高い2×6の構造で室内温度差の少ない環境の良い家に仕上がっています。
将来必要になれば、間仕切りやドアを取り付けて部屋の可変ができるように考えてあります。
■DATA
家族構成 … 夫婦+子供2人
敷地面積 … 236.02㎡(71.39 坪)
建築面積 … 51.75㎡(15.65 坪)
延床面積 … 102.78㎡(30.85 坪)
1F 51.03㎡ / 2F 51.75㎡
構造・工法 … 木造2階建(2×6工法)
工期 … 3ヶ月
本体工事費… 860万円(本体工事)
屋根のデザインは、切り妻・片流れ・寄せ棟、等様々な形がありますが、このうちローコストに仕上げる為には単純な片流れ・切り妻屋根です。
家は複雑なデザインほど材料を多く使うのでコストが上がり、それは屋根の形にもいえるのです。
また、屋根勾配がきつくなればなるほど施工面積が増え使用する材料が多くなり6寸勾配以上になりますと屋根足場が必要になり足場代もかかります。
このお施主様はデザイナーズローコスト住宅に仕上げる為に単純な1寸勾配の片流れの屋根を選びました。
そのかわり外壁には通常よりも施工費をかけ屋根に使うシルバーのガルバニゥム合板を張りシャープ感を強調しました。
アクセントに玄関ポーチをワインレッドのガルバニゥム×ハードウッドで仕上げております。
■DATA
家族構成 … 夫婦+子供2人
敷地面積 … 181.59㎡(54.93 坪)
建築面積 … 61.27㎡(18.53 坪)
延床面積 … 118.82㎡(35.94 坪)
1F 57.55㎡ / 2F 61.27㎡
構造・工法… 木造2階建(2×6工法)
本体工事費… 980万円(本体価格)
家のシンプルな箱型にし、外壁の表面積を最小にすれば、下地材・仕上げ材に使われる材料費や工事の手間を減らすことができます。
下のイラストを見るとわかりますが、同じ面積の家でも複雑な形の家は表面積がふえ、またコーナーも多くなりその分の材料費がコストアップ。
さらに金具でもタイルでもフラットな面に使う材料は㎡単位ですがコーナー用の材料はm単位で計算される為、その分のコストも上がりコーナー処理の手間賃も加算します。
1階と2階の面積がほぼ同じ建物が総2階建て。
1階の面積より2階部分を小さくしたの建物が部分2階建てです。
両方の延べ床面積がまったく同じとした場合
部分2階建ては建築面積が広く、基礎工事に費用がかかり、屋根の分量やコーナー処理も多くなる為、その分の材料費や工事が増えてしまいます。
部屋数が多いと、間仕切り壁を仕上げる為に材料費がかかりますが、部屋を仕切る壁がなくなれば、それに付属する扉・照明・コンセントなどが不要になります。
ワンルームスタイルの広い部屋は開放感があって広さをかんじさせるだけでなく、コストダウンの効果もありますよ。
■DATA
家族構成 … 夫婦+子供1人
延床面積 … 56.31㎡(29.14 坪)
1F 56.31㎡ / 2F 40.23㎡
構造・工法… 木造2階建(2×6工法)
この家の特徴は、大きな吹き抜け+スキップリビングです。
デザイナーズローコスト住宅に仕上げる為に単純な間取りをシンプルな形にし極力、ドア等の建具を減らしてコストダウンに成功いたしました。
LDKなど家族が集まるスペースに面している廊下は、無駄な場合もあります。
廊下の分のスペースを部屋に取り込んだほうが有効利用になりますし、部屋の広さが十分であれば、廊下の分を床面積から減らすことで、全体のコストダウンになります。
■DATA
家族構成 … 夫婦+子供2人
延床面積 … 95.43㎡(28.81 坪)
1F 56.31㎡ / 2F 40.23㎡
構造・工法… 木造2階建(2×6工法)
この家は、29坪と小さいながらも無駄な廊下などのスペースを省くことにより17.8畳のリビング+吹き抜け、2階に3部屋を実現しました。
また、玄関には仕切り壁を作り、シューズクロークも備えております。
高さ制限に余裕があるのであれば、建物を立体的に考えれるロフトやスキップフロアがお勧めです。
ロフトを例にあげれば、最上階の小屋裏部分を利用するので1室分のスペースにロフト部分がプラスされる事になります。
ちなみに、3階建て住宅より、ロフト付き2階建て住宅の方が構造材の制約がなく建築コストもかかりません。
本格的な和室は、柱・梁・長押(なげし)・鴨居・床柱・障子など造作材に白木を使うことが多く、洋室の仕上げ材に比べて材料費+施工費はアップしてしまいます。
多目的に使える和室は、やはり便利ですよね。
でもお金がかかる・・・ ですので人生を考える家造りのカナディアンホームとしては内装はシンプルな洋室仕上げにし、和紙ブラインドなどで雰囲気を演出することをおすすめしております。
リビングにつなげて使う和室なら一体感がでて、そのうえ空間を広くかんじさせてくれるのでGOODですね。
システムキッチン・バス・トイレ・洗面・建具・照明など設備や建材は国産、輸入品を含めると何百社にもなります。
カナディアンホームは、グループ全体でより良い製品を一括購入しているので、本当にこだわっている物でなければ弊社がすすめる製品を使用して下さい。
コストダウンのコツ9までお読みいただいて有難うございました。
ここまで読んで頂ければ皆様もコストダウンの真骨頂をご理解して頂いたと思います。
カナディアンホームだからといって、どんな家でも安く建てれる訳ではありません。
上記の9つのコツに構造的なコストダウンを計算したものがカナディアンホームの標準プランとなっております。
これから家を建てるにあたってご参考にしていただければ幸いです。